昨年の夏前に、夏祭りや花火大会などに着ていける子供用の甚平を作りました。当時2歳になったばかりの娘用に作ったので浴衣よりも着せやすく歩きやすい甚平にしました。
今年、子供用に甚平を作りたいなと考えている方に参考になればと思い記録に残すことにしました。
生地選び
生地は近所の手芸店で見つけたリバティのチューリップシャドーを使いました。コットン100%のタナローン生地です。薄手の生地なので夏でも涼しく着られると思います。
表面に凹凸があるリップル生地や、しじら織りの生地を使うとより涼やかで甚平らしくなりそうです。
材料
リバティのタナローン(チューリップシャドー)
はしごレース(幅2.5cm/レース部分幅約0.8cm)
生地に合った色のミシン糸
パターンと作り方
まだまだ服作りは初心者なので、型紙が無くても簡単に作れる、「Baby&Kids Handmade」様の動画を参考に作りました。
サイズは2歳の子供で、80㎝で作りました。
【型紙なしで作る】子供サイズの甚平の作り方①着物 / 80~130㎝ (youtube.com)
【型紙なしで作る】子供サイズの甚平の作り方②ハーフパンツ / 80~130㎝ / 簡単半ズボン (youtube.com)
動画でははしごレースは使われていませんが、甚平といえばはしごレースのイメージがあったので追加で付けました。
また、当時はロックミシンを持っていなかったので布端の処理は省略しています。
完成品の紹介
全体を見るとこの様な感じです。
こちらのチューリップシャドーの柄は、色の配色が飴玉の様なところが気に入りました。
カラフルですが、落ち着いた色味で紺色が良いアクセントになっていると思います。
水彩で描かれたチューリップ柄も甚平としては珍しい柄だと思いますが、2歳にぴったりで涼やかでかわいいです。
今回はレシピには無かった、はしごレースを追加で付けてみました。
袖を付けるときに間に挟むだけなので簡単です。
特に袖の長さを変更したりなどはしていません。
共生地で作る紐もとても可愛いです。
二か所を紐で結ぶだけなので、小さな子にも着せやすく着崩れもしにくかったです。
背縫いの部分は背中心になるように繋げています。
もし肌当たりを気にするお子様であれば一枚布で作っても良いと思います。
工程の中で、肩上げ部分が少し難しかったです。
レシピ通りにすると少しきつい感じがしたので、子供の肩幅に合うように調整しました。
着物の知識が全く無いので、位置などが合っているのかは分かりません。
ハーフパンツです。
こちらも型紙なしでとても簡単に作れました。
後ろはこのような感じです。
裏地が付いていないので布によっては下着が透けるかもしれません。
今年着せる時は下に一分丈スパッツを履かせようと思います。
次の年も着せたかったのでゴムは長めに残しておいて、きつくなったら調整できるようにしました。
後ろ姿ですが、着てみるとこのような感じです。
色味がはっきりしているので写真映えもしました。
はしごレースがあるとより涼やかに見えますね。
2歳で80cmがぴったりだったので、ワンサイズ大きめに作っても良いかなと思いました。
七夕祭りや夏祭り、花火大会と、とても大活躍でしたので本当に作って良かったです。
子供もいつもとは違う雰囲気の服なのでノリノリで着てくれました。
ぜひお気に入りの生地で作ってみて下さい。