リバティのTheo(セオ)の生地を使って母子手帳ケースを作りました。
生地選びと設計
生地選び
使用した生地はリバティのタナローンで、柄はTheo(セオ)です。動物や植物が描かれていて、ベビーグッズなどを作るのにもおすすめの柄です。
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設計図作成
今回型紙は使わず、オリジナルで作成しました。
まず、収納したいものを書き出して、必要なポケットの数とサイズを考えました。母子手帳のサイズは各市町村で異なるので注意が必要です。
表紙となる土台の上に、中綿、ポケットパーツと重ねていき、最後にファスナーを周りに付けて完成させます。
オリジナルで作る場合はこのような感じで手書きで試行錯誤しながら作っています。
制作の工夫
接着芯の使用
バイアス部分を除いて、全ての生地に接着芯を貼りました。これにより、丈夫で形が崩れにくいケースが完成しました。
縁取りの工夫
バイアステープの付け方には工夫が必要でした。土台と中綿、ポケットとファスナーを全て挟み込むため、綺麗に付けるのが難しかったです。
通常、バイアステープは先に片側を縫い付け、その後生地を挟んでもう一度縫うのが一般的です。しかし、この方法だとシワになったり、縫い落としが頻発しました。
色々試した結果、片側を縫い付けずに生地を挟んでそのまま縫った方がシワを最小限に抑えられることが分かりました。クリップで挟みながら少しずつ慎重に縫えば、ずれることはありませんでした。一般的な方法ではありませんが今回はこの方法で綺麗に仕上げることができました。
また、今まではポケット部分の縁取り用にもバイアステープを作っていたのですが、生地をそのまま直線にカットしてテープを作ればいいことにも気が付きました。
このバイアステープを作る作業がないだけで、時短になりますし、生地の節約にもなりました。
ポケットの配置
- 左側の大きなポケット:母子手帳を収納。
- 右側の大きなポケット:ペンホルダーが付いている部分とその右側もポケットになっています。ここには病院でもらったパンフレットなどを入れていました。
- ファスナーポケット:領収書や妊婦検診の補助券控えを収納。フラットファスナーを使用し、厚みが出ない様にしました。フラットファスナーはミシンの針が通るので、 ファスナーの上を縫うことができます。
- メッシュポケット:メッシュ生地を使用。お守りなど細かいものを入れていました。ここは土台をリバティにしているので、メッシュ部分から柄がちらちら見えて可愛いです。
- カードケース:6枚収納可能。診察券や保険証などを入れるのに便利です。
- 2段ポケット:浅い1段目と深い2段目。子供の救急相談の連絡先カードなどを収納。
- 透明ポケット:100円ショップのファスナーケースをカットして作成しました。ほどよい厚みでしっかりしており、使っていてしわや傷なども入りませんでした。病院の電話番号や緊急連絡先を入れていました。
ファスナーの端の処理
ファスナーの端は布で包んで処理しました。
あらかじめ3辺を縫い合わせた袋型の物を作り、かぶせて残りの1辺を縫い付けました。
金属部分を縫うときはミシンのはずみ車(右側に付いている回す部分)を回しながら、金属部分に針が当たらない様に調整しながら縫いました。
まとめ
自分で考えたこともあり、収納に不満が無く、とても使いやすい母子手帳ケースができました。
リバティのTheo柄は、いつかこの生地で子供関連の雑貨を作りたいと思っていたので、それが叶ったのも嬉しかったです。
出産が終わった現在は、子供の病院の診察券やお薬手帳など主に子供のものを入れて活用しています。
自分のお気に入りの生地で作ると気分も上がるので、ぜひ作ってみてください。