子供の2歳の誕生日にリネンのスリーブレスワンピースを作ったことに続き、3歳の誕生日には半袖のガーゼワンピースを作ってみました。
植田有希さんの「小さな子どもの褒められ服」に掲載されている「カヌレワンピース」の100cmの型紙を使用しました。
生地選び
今回使用した生地はぽこぽこダブルガーゼのベージュです。
ベージュと言っても黄色寄りの柔らかい色味です。コットンなので夏でも涼しく着られるかなと思い選びました。
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制作の過程
2歳の誕生日にはノースリーブの綿麻のワンピースを作ったので、少し違うパターンのワンピースを作りたいなと思っていました。
今回は半袖でエプロンワンピースの様な雰囲気の、カジュアルなワンピースを作ることにしました。
デザインは「小さな子どもの褒められ服」の「カヌレワンピース」のパターンを使用することにしました。
袖は半袖に変更し、スクエア型のパッチポケットを追加で付けました。
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身頃の部分のみ裏地が付いているワンピースです。
表地と裏地を同じ生地を使用したので、表と裏を間違えて縫い合わせたり、何度かほどいてやり直したりはしましたが、全体的には簡単に作りやすいワンピースだと思います。
袖をぽわん袖から半袖に変更
袖は元々ぽわんとした形の長袖でしたが、夏に着たいので半袖に変更しました。
型紙の作り方が分からないので、大体の形をイメージして切り出してみました。
肩の部分より脇の部分が短い袖の形です。
①ぬいしろの部分にロックミシンをかける。
②「わ」で中表に半分に折り、袖下部分をぬいしろ1cmで縫う。
③身頃の袖口にぬいしろ1cmでぐるっと一周縫い付ける。
④袖先を1cmで2つ折りし、ぐるっとステッチをかける。
パッチポケットを追加で付ける
カジュアル感を出すために、スクエア型のパッチポケットを付けてみました。
左右と下のみロックミシンで処理し、1cm折ってアイロンで押さえます。
上の部分は表にステッチが見えない様にしたかったので一度1cmで折り、端にステッチを入れた後、もう一度折ってアイロンで押さえました。
カーブ部分にロックミシンをかけるコツ
今回は折り込む部分以外の全ての端にロックミシンをかけました。
特にガーゼ生地は伸びやすく、ほつれやすいのでロックミシンが必須です。
差動送りが付いているロックミシンなので伸びやすい生地でも綺麗に縫うことができました。
ギャザー部分の裏もほつれがなく綺麗です。
ワンピースの袖部分など、カーブにロックミシンをかける際は上メスを解除しておくと簡単です。
カーブ部分は縫ううちに切ってはいけない部分を上メスでカットしてしまいそうになりますが、上メスを解除しておくと生地を切ることが無いので安心です。
上メス解除の仕方はこちらです。
裏コバステッチ
衿ぐりの裏にはコバステッチを入れています。コバステッチとは端から0.1〜0.2cmほどの位置に入れるステッチのことですが、裏コバステッチとは見返し側のみコバステッチを入れることをいいます。
表側からはステッチが見えないので、衿周りがスッキリした印象になります。
完成品の紹介
完成したカヌレワンピースは、エプロンワンピースのようなカジュアルで可愛らしいデザインです。
半袖にしたことで夏でも涼しく着られますし、ぽこぽこダブルガーゼの柔らかい生地が子供の肌にも優しいです。
後ろのリボンやポケットのディテールがアクセントになっていて、シンプルながらもおしゃれな仕上がりになりました。
後ろはボタンなどはなく、二つのリボンを結んで留めます。
着用写真
子供が実際に着用した写真を載せます。
身長は90㎝です。
ぽこぽこカーゼの生地が柔らかい印象で、ふんわりと広がるスカートも可愛いです。
首回りやスカート丈が少し大きめだったので90cmで作ったほうが良かったかもしれません。
スカートはボリュームがあるので、夏に着るには少し短めの方がスッキリ着られそうです。